医王山 毛越寺

嘉祥三年(850)慈覚大師圓仁が開基。平安末期 藤原二代基衡が再興したと伝えられる。藤原氏没落後源頼朝が「武門の祈願所」として保護。堂塔40余宇とその規模は中尊寺をしのぐ荘厳なものだったといわれるが、その後戦火や野火でほとんどを消失。1732年伊達吉村公により再建された常行堂と平成元年に平安様式で再建された本堂がある。
しかし、大泉ヶ池を中心とする浄土庭園と伽藍の遺構がほぼ完全な形で保存されている。昭和61年に発掘された遺構から平安時代の優雅な遊びを再現した「曲水の宴」は毎年5月に開かれている。
また、境内に芭蕉の「夏草や 兵どもが 夢の跡」の句碑がある。
本堂 大泉ヶ池
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