西国観音霊場第三十三番

谷汲山 華厳寺

谷汲山華厳寺は、天台宗に属し、ご本尊は十一面観世音菩薩である。西国33ヶ所霊場巡りの結願札所で、岐阜県谷汲村にある。創建は延暦17年(798)、開基は豊然上人。のち醍醐天皇から「谷汲山」の号と華厳寺の扁額が下賜された。応仁の乱で堂塔を消失したが文明年間(1469〜87)に再建され観音霊場の満願寺となってから大いに栄えたといわれている。仁王門に安置される仁王像は運慶作といわれる。又本堂入り口の柱に青銅製の”精進落としの鯉”が掛けられている。本堂裏手に、笈摺、杖などを奉納する「笈摺堂」や「満願堂」などがある。
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仁王門 本堂
満願堂 精進落としの鯉