西国観音霊場第十四番

長等山 園城寺(三井寺)

園城寺は天台寺門宗総本山で,ご本尊は如意輪観音菩薩である。別名「三井寺」と呼ばれるのは,寺内より湧き出でる清水で天智・天武・持統天皇の誕生の際の産湯に使われた事から御井(三井)の名が使われるようになったと伝えられる。五世天台座主に円珍が任じられ、勅により比叡山延暦寺の別院となったが延暦寺を拠点とする山門派と三井寺を拠点とする寺門派との争いが絶えずたびたび焼き打ちにあっている。霊鐘堂の鐘は「弁慶の引摺鐘」とも呼ばれ、弁慶が引き摺って比叡山へ運んだといわれるもので、鐘楼の高名な三井の晩鐘」はこの引摺鐘を模鋳とたものといはれている。
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