筑 波 山

 筑波山は、低山ながら深田久弥選考の日本百名山の一つに数えられている。それは歴史の深さとともに、石岡方面から眺めれば、ピラミカルな見事な美しさを見せる山容からかもしれない。東京方面からは双耳峰としてその特徴ある山容が眺められる。左が男体山(870m)、右が女体山(876m)である。

写真をクリックしてください。

筑波山
 筑波山は信仰の山である。中腹に筑波山神社があり、男体山頂、女体山頂にそれぞれお社がある。筑波山神社より、男体山直下の御幸が原(800m)にはケーブルカーが、また数キロ離れたつつじヶ丘から女体山にロープウエイが通じており、山頂付近は、登山者に混じってこれらの交通機関を利用した人々で賑わっている。また御幸が原付近は、カタクリの群生地としても名高い。
 登山路はケーブル沿い、ロープウエイ沿い、及び筑波山神社から、ロープウエイ沿いの道の途中に合流する道がポピュラーであるが、ほとんど直線的な登路で結構きついコースで、筑波神社からのコースは健脚向きに指定されている。
 今回は8回目の筑波登山で、筑波山神社からロープウエイ沿いの道に合流するコースで、弁慶七戻り石、北斗岩、母の体内巡り、大仏岩などの見所を経てまず女体山へ、そこから御幸が原を経て男体山へ登った。下りはケーブル沿いの急斜路を筑波山神社に下った。

写真をクリックして下さい。

男体山 女体山 男体山頂 女体山頂
 女体山から男体山直下の御幸が原へは、緩やかな下りになり途中に電波塔やガマ石などがあり、シーズンにはカタクリが群生している。
 両山頂と御幸が原から関東平野の眺めは格別で、お天気次第で富士山まで眺望できる。