高 妻 山

 戸隠高原キャンプ場の近くに登山前後の宿泊を予定し、丸一日を高妻山のために確保した。早朝登山口のキャンプ場からスタート。
谷沿いにどんどん高度を上げる。途中有名なトラバースや滝もあったが、鎖などに助けられ順調に進み、最後の水場といわれる「一杯清水」を経て尾根の一不動小屋に到着した。やれやれ急な登りはここまでかと思ったのは大きな間違いで、ここからアップダウンを繰り返して進んでかなり体力を消耗した。一不動を過ぎたところで高妻山を遠望。はるかかなたのピラミカルな山容に楽しみと先の長さにため息が出る思いだった。

写真をクリックしてください。

   
鎖 場 トラバース 遠 望
 各ピークには先の一不動に続き二釈迦、三文殊、四普賢と続き大きなピーク五地蔵岳で大休止。ちょっとした広場になっており大の字になって休む。ここでメンバーの約半数が脱落。高妻山はここから又小さいアップダウンの後いったん大きく下り登り返すことになる。登り口付近に荷物をまとめ身軽になって急峻な登りに取りついた。坂道を歩くのではなくよじ登る感じだった。途中残雪もあり、ただただ前進。やっとの思いで頂上のゴロゴロした岩場に到着。達成感とともに倒れこむ感じだった。
 
頂 上   遠望2
 帰路はまた同じ道をアップダウンを繰り返し一不動で大休止。元気を取り戻して沢を下りキャンプ地にたどりついたのは夕方。14時間の行程はきつかった。キャンプ場で途中下山組と合流。再び宿に戻り、ひと風呂の後のビールは格別だった。翌朝の散歩で高妻山を遠望。帰路長野善光寺にお参りした。