高 尾 山

 東京都八王子市、都心から車で一時間程度のところにあり、明治の森国定公園として多くのハイカーに親しまれている。中腹には、関東一円からの信仰を集める、樹齢数百年の大杉に囲まれた高尾山薬王院がある。また大阪箕面国定公園とを結ぶ東海自然歩道の関東側起点でもある。海抜599メートルの低山であるが、山頂からは関東平野を一望できろ。天気に恵まれれば富士山、筑波山なども見える。
この時期の高尾山は斜干(しゃが)が可憐な花を咲かせている。
平成9年5月18日(日)曇り、今回は72回目の高尾山行である。いつも思い立ったら雨具だけを持って出かけてゆき、山頂の茶店で とろろそばが定番である。

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山頂 三角点 斜干の群生 斜干
山頂 三角点 斜干の群生 斜干
登山道はケーブル拠点から大きく3本ある。
 まづ1号路といわれるほぼ舗装された道で、業務用車や緊急車両も通れる道で、中腹にある真言宗智山派の大本山で、正式には「高尾山薬王院有喜寺」(たかおさん やくおういん ゆうきじ)への表参道でもある。正月にはお参りする人が登山者より多く、中には和服姿にも出会うことがある。
 次にポピュラーなのが、6号路を中心とする「琵琶滝コース」である。谷沿いの緩やかな登山道で、途中に修験道場でもある琵琶滝が見られる。谷を詰めてからは結構厳しい上り坂(階段状)となる。このコースは所々道が狭くなり、特に遠足シーズンに子供たちの後なれば長い行列ができることもある。
 もうひとつは「稲荷山コース」で、ケーブル乗り場からすぐ尾根まで階段などで急登し、その後尾根に沿ってアップダウンを繰り返し最後は長い階段で頂上に達する一番きついコースである。途中に東屋の休憩所があり一番見晴らしの良いコースでもある。