登山道はケーブル拠点から大きく3本ある。
まづ1号路といわれるほぼ舗装された道で、業務用車や緊急車両も通れる道で、中腹にある真言宗智山派の大本山で、正式には「高尾山薬王院有喜寺」(たかおさん やくおういん ゆうきじ)への表参道でもある。正月にはお参りする人が登山者より多く、中には和服姿にも出会うことがある。
次にポピュラーなのが、6号路を中心とする「琵琶滝コース」である。谷沿いの緩やかな登山道で、途中に修験道場でもある琵琶滝が見られる。谷を詰めてからは結構厳しい上り坂(階段状)となる。このコースは所々道が狭くなり、特に遠足シーズンに子供たちの後なれば長い行列ができることもある。
もうひとつは「稲荷山コース」で、ケーブル乗り場からすぐ尾根まで階段などで急登し、その後尾根に沿ってアップダウンを繰り返し最後は長い階段で頂上に達する一番きついコースである。途中に東屋の休憩所があり一番見晴らしの良いコースでもある。
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