尾 瀬

平成9年6月5日(木)
早朝出発し当日宿泊の予約をしておいたペンションに車を預け、9時発のバスで鳩待峠へ。(この時期は戸倉−鳩待峠間は一般車通行止め)

写真をクリックしてください。

鳩待峠
 鳩待峠は、至仏山への登山口であり、尾瀬湿原への入り口でもある。峠より下り約1時間で「山の鼻」に到着。ここにはビジターセンターや茶店、宿泊設備がある。また至仏山より山の鼻へ直接下る道が最近開通した。(高山植物の保護の立場からの反対も多かった。)しかしこの道はかなりきつそうだ。至仏山からの下りはやはり鳩待峠経由が初心者向けかもしれない。
 この日は水芭蕉を鑑賞するのが目的だったが、今年は例年より1週間ほど早く咲いたようで、若干遅く可憐な水芭蕉も茶色く変色しているのが多かった。それでも咲き乱れる白い群は見事である。群生と、やっと見つけた見事な一株をご覧ください。
群生     水芭蕉
 この湿原は、至仏山をバックにした広い谷間の下流に、突然燧ヶ岳が火山活動により盛り上がり出口を塞いだことにより、出来上がったといわれている。両側にどっしりとそびえる姿は見事である。
至仏山     燧ヶ岳
 燧ヶ岳をバックにした小屋は、竜宮小屋という。近くに滾々とわき出る泉があり、その水の奥に竜宮があるとの言い伝えから名付けられたという。尾瀬湿原のほぼ中央にある。