大台ケ原山

平成10年8月4日、快晴、わが国でも有数の多雨地帯と云われる大台ケ原に行こうと計画してから天気予報とにらめっこの結果、天候に恵まれ大台ケ原駐車場まで快適なドライブの後、大台ケ原最高峰の日の出ヶ岳に向かった。この付近は登山というよりもよく整備されたハイキングコースであり、駐車場からゆっくり1時間ほどで頂上に到着した。天候は快晴とは云え真夏の事であり、霞がかかってすぐ近くの大峯山も霞の中だった。晩秋の晴れた日には伊勢湾を超えて遠くに富士山を眺められるそうである。

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三角点
三角点
この日は日の出ヶ岳から正木ヶ原を経て下山した。正木ヶ原は苔に覆われた原生林だったが、伊勢湾台風で多くの木が倒れ太陽の光が注がれるようになってにとって代わり、笹を食する鹿が増え、鹿が残った木々の皮を食するために木が枯れて、今では不気味な枯れ木の林になっている。
枯れ木の林 鹿
枯れ木の林 鹿
営林署の努力で残された木々1本1本に鹿の食害から守るための金網が取り付けられているが、元の原生林に戻るのはまだ遠い先であろう。

帰路 入之波(しおのは)温泉での入浴はまた格別であった。