茅 ヶ 岳

 「ニセやつ」とも呼ばれる。中央線側から見て大明神岳、茅ヶ岳、金が岳と並んだところを八ガ岳と間違えられることが多かったので、そのように呼ばれたようだ。近年は、山の文学者で「日本百名山」の作者深田久弥氏が登山途中に急逝されたことで話題になることが多い。韮崎のインターチェンジを降りまっすぐに昇仙峡方面の道をたどるとピラミカルな美しい山容がが望まれる。
 仲間の送別登山として一行13名での山行で、10時前に深田公園下に車をおいて登山を開始した。天気予報は曇り後雨であり、何とか山頂まで雨が降らないことを祈りながらのスタートだったので深田公園の「深田久弥文学碑」には立ち寄らずに先を急いだ。途中女岩までは林道となだらかな道だが、女岩からは急登になり、雑木林の中を山稜に出て、さらに頂上に向かったところに深田久弥終焉の地点があり碑が静かに登山者を見守っている。

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深田久弥終焉の地

深田久弥終焉の地

 

茅が岳山頂

 

山頂より南アルプスを望む

山頂は比較的広く眺望はすばらしい。曇り空だったにもかかわらず南アルプス、富士山などがのぞまれた。ここで昼食後、同じ道を引き返した。夜は八が岳山麓の貸別荘で大送別会となったが、雨はその頃から降り出したが翌朝はすばらしい天気になった。